カナダ、ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーにある名門大学「ブリティッシュコロンビア大学(UBC:The University of British Columbia)」の大学敷地内に、世界で初めて嗜好用大麻を販売するディスペンサリーがオープンすることとなりました。
大学が位置するメトロバンクーバー地域区理事会により営業の許可を与えられた販売店「Burb」によると、ブリティッシュコロンビア大学内での営業を申請した当初は近隣住民の反対する声も強く、学校内でのディスペンサリー運営の反対に1,900人もの署名が集まっていたと述べています。
それに対しBurbは、許可を得るために56,000人のブリティッシュコロンビア大学の生徒からなる母校協会(AMS:Alma Mater Society)からサポートを受けました。
大学から最寄りのディスペンサリーまでは2.5km離れており、大麻を購入するために生徒は大学から離れて買いに行かなければならず、多くのケースでは大学の近くでブラックマーケット(違法市場)の大麻を購入している場合がほとんどの様です。
Burbとバンクーバー市は、大学内にディスペンサリーを配置することにより、その様な非合法な取引が少なくなることに期待しています。
しかし、反対派は大学内でディスペンサリーの営業をすることにより、大学本来とは違った目的で人々がブリティッシュコロンビア大学にやってくる事を心配しています。
大学の敷地内で嗜好用大麻が販売されることは世界でも初めての試みであるため心配する声も少なくはありませんが、問題なく運営されることになれば、この様な動きも嗜好用大麻の利用に合わせて世界中に拡がっていくことが考えられます。
source PR Newswire