へそくりとは
「主婦などが、他人に知られないように少しずつためたお金」のことで、内緒の存在という意味合いがあります。
へそくりの語源
へそくりの語源は「綜(へ)麻(そ)繰(く)り」である説が最も有力とされています。
「綜麻」とは、ぐるぐると巻きつけた麻糸のことで「綜麻を繰る」作業である内職を表しています。
女性が麻糸を繰り内職をして得たお金を「へそくり金」と呼び、その後省略して「へそくり」となったそうです。
この綜麻(へそ)という言葉は、日本最古の歴史書といわれる古事記にも出てくる言葉です。
かあさんの歌
元々大麻を使用して各家庭で大麻布を作っており、第二次世界大戦後までその光景は日本の日常でした。
文化庁と日本PTA全国協議会が選定した日本の歌百選に選ばれている「かあさんの歌」の2番の歌詞では、「かあさんは 麻糸つむぐ 一日つむぐ」と歌われています。
いかに日本で大麻が日常的だったかをこの歌詞が表しています。
へそくりのもう一つの語源
お腹にある「臍(へそ)」からきている「臍繰り」という説もあります。
お金や大切なものを腹巻で巻いて無くなさないようにし、「臍から繰り出すお金」から「へそくり」になったという説です。
現在の日本は1948年に制定された大麻取締法があり、大麻の所持は違法です。
大麻もへそくりも、見つからないようにしましょう😆