南ヨーロッパの地中海中心部の複数の島からなる人口約40万人の小さな島国、マルタ共和国。
今年2月にロベルト・アベラ(Robert Abela)首相が大麻を合法化する計画を発表し、何ヶ月にもわたって国民の議論の的となり、今年10月に成人の嗜好用大麻の栽培・所持・使用を認める法案が国会に提出され、マルタの平等・研究・イノベーション担当大臣のオーウェン・ボンニチ(Owen Bonnici)は、以下のようにツイートをしました。
(ツイート日本語訳)
大麻の責任ある使用のための新法案は、真の変革をもたらします。 この20項目の改革は、責任を持って大麻を使用する人々に法律上の制限の下で正規の手段を提供することにより、違法な売買を抑制することを目的としています。
(ツイート日本語訳)
大麻の責任ある使用のための新法案は、真の変革をもたらします。 この20項目の改革は、責任を持って大麻を使用する人々に法律上の制限の下で正規の手段を提供することにより、違法な売買を抑制することを目的としています。
The new law for the responsible use of cannabis will bring about real change. The 20-point reform aims at curbing the black market and illegal trafficking by providing regularized avenues, subject to strict statutory limitations, to people who make responsible use of cannabis. pic.twitter.com/hrL2CvFsCU
— ugwaljanza (@ugwaljanza) October 11, 2021
そして、11月15日(月)より法案の審議が開始されました。
法案が通れば、マルタはルクセンブルクやスイスと並んで大麻を合法化するヨーロッパで最初の国、もしくは2番目や3番目の国になる可能性があります。(オランダを筆頭に合法化を感じさせる国がヨーロッパにはありますが、それらは法律上は違法のままでありながらも個人使用目的では取り締まらないという寛容政策を取っています。)
マルタで審議中の嗜好用大麻法案は、議会で承認されると20の変更が施行されますが、そのうちの重要な箇所は以下の通りです。
■ 7グラムまでの大麻の所持を認める
■ 居住人数に関わらず1世帯4株までの自宅での栽培を認める(他人から見えないようにすることが条件)
■ 乾燥大麻を50グラムまで自宅で保管することを認める
■ 自宅で栽培できないまたはしたくない場合に、非営利団体として特別に設立された個人のみを会員とするカンナビスクラブでの購入を認める(18歳未満は、会員になることも施設内に入ることもできない)
■ 大麻に関するライセンスを発行する規制機関を新たに新設し、同機関がカンナビスクラブの大麻の栽培、乾燥、輸送など品質に関する要件を定義する
■ カンナビスクラブは、新たに新設された大麻規制機関に登録し許可を得なければいけない
■ 学校や若者が多く集まる場所から250メートル以上離れた場所にカンナビスクラブを設置しなければならず、大麻の宣伝や大麻文化に関連する看板や文字、絵などを表示することはできない
■ 会員制でカンナビスクラブは運営され、会員1人につき乾燥大麻を1日に7グラム、1ヶ月に50グラムまで、大麻の種子を月に20粒までを上限に販売が可能。また、複数のカンナビスクラブの会員にはなれない
■ 各協会の会員数は500人を上限とし、最大保管量は乾燥大麻500gまで
■ 会員の名簿は匿名で運営される
■ 7グラム以上の所持は50〜100ユーロの罰金
■ 18歳未満の目の前で大麻を使用した場合、300~500ユーロの罰金
■ 公共の場での喫煙は禁止
■この法案で認められている内容での大麻に関する犯罪履歴がある場合は、犯罪記録を簡単な書面申請のみで抹消することができる
■ 現在の法律でインド麻(Indian Hemp)と呼んでいる名称をカンナビスとし、THC含有量0.2%以下の製品はカンナビスに含まない
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