イギリス、CBD製品の売上がパンデミック中に需要増で世界第2位の市場に
イギリス・ロンドン市内の小売店

イギリス、CBD製品の売上がパンデミック中に需要増で世界第2位の市場に

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イギリスのCBD市場は、新型コロナウイルスの大流行の中で症状を緩和すると消費者が殺到したためにアメリカに次いで2番目に大きな市場となったと業界の専門家は述べています。

CBD(カンナビジオール)は、リラックス効果などがあると言われている大麻の有効成分の1つでイギリスでは一般小売店で販売されています。

イギリスのカンナビノイド産業協会(ACI:the Association for the Cannabinoid Industry)によると、CBD製品は2021年に6億9000万ポンド(約1,000億円)の売上をもたらすといいます。これは、イギリスの業界団体がパンデミック前に予想していた数値よりも高い数値でした。ストレスや睡眠問題、不安などがパンデミック中にあり売上増となったと予想されています。

しかし、医薬品ではないにも関わらず効果効能を伝えて販売しているため、国民保健局は小売店で販売されているCBD製品が「良質であること、健康上の利益をもたらすこと」について「保証はない」と警告しています。

 

イギリスの産業用大麻(ヘンプ)の法律

THC含有量0.2%以下をヘンプと定義。ヘンプは、内務省が発行するライセンスに基づいて栽培・加工することができます。使用できるのは種のみで花や葉、茎などは廃棄処分されます。

CBDオイルは医薬品ではなく、1容器あたり1mg以上含まれていない限りライセンスや処方箋なしで販売することができます。

しかし、ヘンプの花を原料とした製品が多くの企業からオンラインでも店舗でも販売されています。これは、政府があまり強く取り締まっていないことと輸入品を使用しているためです。

これらのCBD製品は人気が高まっているにも関わらず海外からの輸入に頼っていることから、現在国内で花などの部位を廃棄処分されている農業関係者が反発しています。

石井 竜馬

麻マガジン創設者兼編集長。海外のヘンプ企業・医療用大麻企業に投資家として関わる。コロナ騒動を機に日本で山暮らし開始。標高1,000mの地で井戸を掘り、湧き水と共に農的暮らし。珈琲焙煎士でもある。ヨガ歴20年。

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