ミネソタ州議員、嗜好用大麻合法化法案を公表

ミネソタ州議員、嗜好用大麻合法化法案を公表

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1月5日、ミネソタ州議員は嗜好用大麻の合法化法案を公表。この法案は、2021年に民主党(DFL)議員ライアン・ウィンクラー氏が草案した法案を修正したものになります。

この修正案の草案者は民主党の下院議員ザック・スティーブンソン氏と上院議員リンジー・ポート氏。両名は11日(水)に商業委員会で公聴会を開く予定であることも明かしました。

スティーブンソン氏は「大麻はミネソタ州で違法であるべきではない。ミネソタ州民は大麻に対し自身で責任ある決断をする自由と敬意を持つに値する」「今の法律は良いことよりも害を及ぼしていることのほうが多い」と述べました。

これに対しポート氏も「この(大麻)問題に対するミネソタ州民の熱心な取り組みを見てきた。私たちはそれに耳を貸し、行動する準備ができている」と付け加えてコメントしました。

2021年にライアン・ウィンクラー氏が草案した嗜好用大麻合法化法案は、12の委員会を経て下院にて可決しましたが、その後大麻に否定的な共和党員が多数を占める上院にて失速。結局法案は成立せずに終わりました。

しかし、昨年11月に行われた選挙により、民主党は上院で新たに議席を獲得し、下院でも引き続き過半数の議席を確保。さらに大麻合法化を支持するティム・ウォルツ州知事も再選を果たしました。

つまり、今回の議会では昨年よりも大麻の合法化を支持する議員が多く、今年は法案が成立する確率が高いということになります。

1月6日、ウォルツ州知事はTwitterにて「そろそろミネソタ州において嗜好用大麻を合法化し、大麻の有罪記録を抹消する時だ。私はこの法案に署名する準備ができている」と発言。

なお、今回発表された法案の主な内容は以下の通りです。

・21歳以上の成人は2オンス(約56g)までの乾燥大麻の購入・所持、8株まで(成熟させるのは4株まで)の栽培が可能。

・21歳以上同士であれば、2オンスまでの贈与が可能。

・大麻に関する過去の有罪記録の自動的末梢。

・大麻ビジネスライセンスの認可制度を設ける。自治体が政府のディスペンサリーを所有・運営することも可能。

・イベント開催時にその場で大麻を使用することや、大麻のデリバリーサービスも許可される。

・大麻の小売販売には8%課税。税収の一部は薬物乱用防止治療プログラムや農家の支援に充てられる。

・市場の規制やビジネスライセンスの発行を担当する大麻管理局の新設。

・社会的公平性のもと、低所得者や大麻関連の前科のある退役軍人は、優先的にライセンスを取得できる。

Marijuana Moment「Minnesota Lawmakers Unveil Revised Marijuana Legalization Bill, With Committee Hearing Scheduled Next Week」https://www.marijuanamoment.net/minnesota-lawmakers-unveil-revised-marijuana-legalization-bill-with-committee-hearing-scheduled-next-week/

Marijuana Moment「Minnesota House Approves Marijuana Legalization Bill」https://www.marijuanamoment.net/minnesota-house-approves-marijuana-legalization-bill/

MJBizDaily「Minnesota lawmakers pledge to legalize adult-use marijuana in 2023」https://mjbizdaily.com/minnesota-lawmakers-pledge-to-legalize-adult-use-marijuana-in-2023/

廣橋 大

精神病院に勤める現役看護師。2021年初頭より大麻使用罪造設に向けた動きが出たことをきっかけに、麻に関する情報発信をするようになる。「Smoker’s Story Project」インタビュアー。

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