カナダに本社を置く世界的な大麻企業Aurora Cannabis(オーロラカンナビス)社は、フランスに向けた初めての医療用乾燥大麻の花を正式に出荷しプレスリリースにて発表しました。
Aurora Cannabis社の子会社であるAurora Germany GmbH社は、Ethypharm社と提携し、フランスの医療大麻研究プログラムで使用される大麻の最初の出荷を行いました。
Aurora Cannabis社は、同社の欧州最大の屋内栽培施設であるAurora Nordicから医療用大麻を供給し、Ethypharm社のフランス子会社であるLaboratoires Ethypharm社は、フランスにおける医療用大麻の販売を担当します。
フランスの医療用大麻は現在研究のみが認められており、今回のプログラムはフランス医薬品安全庁が認可を出し実行されています。また、製品の価格は無料で行われます。
フランス医薬品安全庁が主導する2年間を予定されている今回の研究では、最大で3,000人の患者が恩恵を受けることになります。
今回の取り組みでは一部の患者にプラセボが投与されることはなく、すべての参加患者が使用できます。
Aurora Cannabis社はコンプライアンスへの取り組みと品質を重視する姿勢をフランス政府機関に示し、今回の医療用大麻プログラムの9件の入札のうち3件を獲得しています。
現在、Aurora Cannabis社からフランスに出荷されている乾燥大麻の花は以下の3種類です。
・Aurora 20/1 XPE(高THC)
・Aurora 8/8 XPE(THCとCBDをバランスよく含む)
・Aurora 1/12 XPE(高CBD)
これらは、ヨーロッパで使用されている信頼性の高い医療機器であるSTORZ & BICKEL社のヴェポライザーを使って使用されます。
また、Aurora Cannabisは、フランスの医療用大麻プログラムに参加している6社のうちの1社であり、他の5社は以下の通りです。
・Althea(オーストラリア)
・Little Green Pharma(オーストラリア)
・Tilray(カナダ)
・Panaxia(イスラエル)
・Emmac Life Sciences(イギリス)
参加企業が全てフランス国外企業であるのは、THCを0.2%以上含む大麻はフランスでは違法であるためです。