DEA(米国麻薬取締局)が大麻とサイケデリクスの生産量を劇的に増やすことを提案

DEA(米国麻薬取締局)が大麻とサイケデリクスの生産量を劇的に増やすことを提案

- MDMAだけで6,300%増を求める

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DEA(米国麻薬取締局)は来年2022年に研究に使用するマリファナ、シロシビン、LSD、MDMA、DMTなどのサイケデリクス(幻覚剤)の合法的な生産量を劇的に増やすことを提案しています。

現地時間10月18日(月)に正式に連邦官報に掲載される予定ですが、未公開版の通知の中でDEAは、「研究や臨床試験目的でのスケジュールIの規制物質の使用が大幅に増加している」と述べ、認可された製造業者に需要の増加に対応して生産してもらいたいと述べています。

マリファナ抽出物、シロシビン、シロシンは2倍、メスカリンは4倍、DMTは5倍にするよう提案しており、MDMAに関しては50グラムから3,200グラムと6,300%増の大幅な提案をしています。

物質

2021

2022年(提案)

マリファナ

2,000,000

3,200,000

マリファナ抽出物

500,000

1,000,000

その他のTHC

1,000

2,000

シロシビン 

1,500

3,000

シロシン

1,000

2,000

MDMA

50

3,200

LSD

40

500

メスカリン

25

100

DMT

50

250

5-MeO-DMT

35

550

MDA

55

200

単位(g) 

DEAの発表によると、これらの量を達成するために「臨床試験を目的とした規制物質スケジュールIの物質を含む物質の栽培、合成、抽出、製造」の追加申請をすでに受け、承認済みとのことです。

今回のDEAによる提案は現地時間10月18日(月)に正式に発表された後、30日間のパブリックコメント期間が設けられます。

 

大麻やサイケデリクスは科学的にも社会的にも関心が急速に高まっており、多くの治療効果のデータが出てきています。しかし、州法で認めることはあっても連邦法では禁じられています。

今回のDEAが発表している数値を見る限り、連邦法で規制されている物質の研究をDEAは支援しています。

 

米国国立薬物乱用研究所(NIDA:National Institute on Drug Abuse)のノラ・ボルコウ(Nora Volkow)所長は、8月26日に公開されたポッドキャスト「PSYCHOACTIVE」に出演し、インタビューの中で、アメリカの各州が大麻の合法化に動いたときに「若者の間で大麻の使用率が上がるのではないか」とボルコウ氏は懸念をする発言をしていましたが、懸念のあった若者の大麻使用増加に大麻合法化は繋がっていないことを認めました。

また、連邦法によって大麻と同じく長年禁じられているサイケデリクス(幻覚剤)による疾患の治療の可能性に付いても触れ、薬物犯罪については「科学の力で政策を変え、人々を犯罪者にするという考え方を、人々を治療して助け、再発を防ぐという考え方に変えていきたい」と語っています。

石井 竜馬

海外の大麻企業(栽培・加工・販売免許を保持して6年目)に投資家として関わる。コロナ騒動を機に日本で山暮らし開始。標高1,000mの地で井戸を掘り、湧き水と共に農的暮らし。珈琲焙煎士でもある。ヨガ歴19年。

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