米国連邦政府認可の研究用大麻は、遺伝子的にヘンプに近いことが判明

米国連邦政府認可の研究用大麻は、遺伝子的にヘンプに近いことが判明

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現在、米国では連邦政府の許可を得て大麻を研究する際には、国立薬物乱用研究所(NIDA)から資金提供を受けて唯一栽培認可を得ているミシシッピ大学内の施設で栽培された大麻を使用して研究する必要があります。

しかし、学術誌「Frontiers」に掲載された最新の研究によると、米国連邦政府の認可を得て研究用に栽培されている大麻は、現在流通している医療用・嗜好用大麻とは違い、遺伝子的にヘンプに近いことが明らかになりました。

これは、現在唯一連邦政府が栽培を認可している大麻からの研究の妥当性に疑問を投げかけるものとなります。

ヘンプとは?

大麻に含まれるカンナビノイドと呼ばれる成分の一つ「THCの含有量」が少ない大麻のこと。

THCは、昨今医療効果など様々なことが分かってきており合法な国や地域では医療用大麻としてTHCを治療に使用していますが、人が「ハイな気分」になる精神活性成分でもあることから、日本では嗜好用でも医療用でも厳しく規制されています。

今回は、全部で49種のサンプルを用意して研究が行われました。

  • 野生のヘンプ6種
  • 栽培されたヘンプ3種
  • 米国連邦政府認可の研究用大麻2種
  • 薬用高CBD品種3種
  • 薬用高THC品種のサティバ11種・インディカ10種・ハイブリッド14種

その結果、過去にも同様の研究結果がありましたが今回の研究でも米国連邦政府から認可を受けたミシシッピ大学内の施設で栽培された大麻は、遺伝子的に野生のヘンプに近いことが分かりました。

 

研究者らは、「今回の結果は現在販売されている薬用タイプの大麻とは遺伝的に大きく異なり、遺伝的にヘンプに近いことを明確に示している」「米国国立衛生研究所(NIH)と国立薬物乱用研究所(NIDA)が、現在販売され消費者が使用している医療用・嗜好用大麻の栽培を支援することが私たちの希望です。」と述べています。

米国麻薬取締局(DEA)は、生産業者の追加承認に向けた取り組みを発表しており前向きな動きは存在しています。

また、国立薬物乱用研究所(NIDA)は米国議会に報告書を提出し、ディスペンサリーで販売されている実際の大麻製品を使用して研究することを制限している現在の規制は、公衆衛生上の懸念となるほどに研究を妨げていると述べています。

州法で合法化している製品を研究用に利用する場合は、連邦政府議会で法改正を行う必要があります。

石井 竜馬

麻マガジン創設者兼編集長。海外のヘンプ企業・医療用大麻企業に投資家として関わる。コロナ騒動を機に日本で山暮らし開始。標高1,000mの地で井戸を掘り、湧き水と共に農的暮らし。珈琲焙煎士でもある。ヨガ歴20年。

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