米国の大統領であるジョー・バイデン氏は、大統領選挙中に大麻所持の非犯罪化、過去の大麻犯罪記録の抹消、州による大麻法改正の権利の尊重など、大麻改革を公約に掲げ大統領選挙で当選しました。
しかし、就任して1年以上経過してもこれまで米国連邦法での大麻解禁に向けた取り組みや発言をしてきませんでした。
現地時間7月16日にイスラエルとサウジアラビアへの訪問を終えてワシントンD.C.のホワイトハウスに戻ったタイミングで集まった記者から様々な質問を受けました。その中には大麻に関する質問もあり、大統領自ら答えました。
記者からの質問に答えるジョー・バイデン米国大統領(現地時間 7月16日)
バイデン大統領、選挙公約である刑務所内の大麻に関する受刑者全員の釈放を実行しますか?
(原文:President Biden, will you be honoring your campaign pledge to release all the marijuana inmates in prison?)
私は…私は誰も、大麻の使用のために刑務所に入るべきでないと思います。今現在、この法案に取り組んでいます。
(原文:I don’t think there should — I dont think anyone in pri- — anyone should be in prison for the use of marijuana. Were working on the Crime Bill now.)
バイデン大統領がどの法案を指して答えたかは不明ではあるものの、多くの人々が公約の実現を迫って大統領に対して懇願しても行動に今まで起こしてこなかったバイデン大統領が自らの口を開いて今回このような発言をしたことは大麻改革派にとって今後に期待が持てるのではないでしょうか。