メキシコ最高裁が嗜好用大麻を合法化すべきと発表

/

メキシコの最高裁判所は、現行の禁止法を違憲とし、18歳以上の成人による個人的な嗜好用大麻を合法化すべきと発表しました。

裁判所のアルトゥーロ・ザルディバル(Arturo Zaldívar)長官は、11人の裁判官のうち8人が、大麻の禁止を違憲とする判決を支持したことを受けて、「今日は自由にとって歴史的な日だ」と述べています。

この判決は、最高裁が定めた4月30日の期限までに、連邦議会が嗜好用大麻の合法化法案を制定できなかったことにより、出されました。

この審議中の法案では、許可を得た成人は、個人使用のために8株まで自宅で栽培することができ、28gまでの大麻を持ち運べるとしています。(現在は、5グラム以上の所持は違法)

合法化法案は、3月に下院で承認され、上院での最終承認を待っているところでしたが、最高裁判所は「必要な法律を発行するように」と議会に促しました。

石井 竜馬

麻マガジン創設者兼編集長。標高1,000mの山の中で井戸を掘り、湧き水と共に家族で農的暮らし。珈琲焙煎士でもある。ヨガ歴20年。ワクワクするスタートアップにシードからレイターまで投資ラウンド問わず投資したいため、起業家との出会い募集中。

Recent Articles

ブラジル最高裁、大麻の少量所持を非犯罪化

現地時間6月27日、ブラジル最高裁は個人使用目的での大麻所持に対する刑事罰を撤廃する判決を下しました。 この判決は数日以内に発効され、ブラジル国民は今後少なくとも18ヶ月間、40g以下の大...

ポーランドで医療用大麻の処方が急増中

中央ヨーロッパの国ポーランドでは医療用大麻の処方が急増しており、その影響は大麻に対する国民の認識にも及んでいます。 2024年2月の世論調査によれば、ポーランド国民の73.4%が大麻の単純所...