米ニューヨーク州は今年3月に「大麻規制・課税法」を可決し、嗜好用大麻を合法化。現在21歳以上の成人は3オンス(約85グラム)までの大麻、24グラムの濃縮大麻の所持が認められていますが州内での販売プログラムは始まっていません。
ニューヨーク州では販売プログラムのライセンス付与に関して、法案の中でも社会的・経済的公平性についての計画が記載されています。
具体的には、大麻禁止時代に人種差別的に不当に取り締まりを受けたコミュニティや女性が経営する企業などに優先的に大麻ライセンスを付与するとしています。
しかし、この女性という文言がトランスジェンダーやノンバイナリーの人々にライセンス取得と自身の性自認との間で優先順位の選択を迫るという、意図しない不必要な複雑さをもたらしていると主張し、ニューヨーク州議会上院のジェレミー・クーニー(Jeremy Cooney)議員は、特定の個人の性別のアイデンティティーを守るための法案「S7517」を提出しました。
トランスジェンダーとは
身体と心の性が一致していないセクシャリティのこと。
ノンバイナリー(non-binary)とは
「男性」「女性」の二択で性別を分類するジェンダーバイナリー(gender binary)に対し、「男性」「女性」の二択という男女二元論の枠組みに捉われないセクシャリティのこと。
法案を提出したジェレミー・クーニー議員は「すべてのニューヨーカーは、自分の性別を自由に表現し、識別する権利があります。大麻規制・課税法の社会的公平性は、大麻産業の経済的機会を通じて歴史的に疎外されてきた人々を向上させることを目的としており、この法案はその努力を促進するものです。」と述べています。
この法案は、11月12日(金)に提出され、上院規則委員会で現在審議されています。
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