オンラインマリファナマーケットのウィードマップス(Weedmaps)は、NBA史上最高のスコアラーの一人とも言われるケビン・デュラント(Kevin Durant)と複数年契約のパートナーシップを締結したと8月19日発表しました。
このパートナーシップは「アスリートの健康のため」に大麻が持つ価値を紹介し、大麻のイメージを向上させることを目的としています。
デュラント選手が設立した慈善団体Thirty Five Venturesと共同で、より多くのアスリートが大麻との関係をオープンにすることでスポーツと大麻に関する話題を盛り上げていく予定です。
ウィードマップス社のCEOであるクリス・ビールス(Chris Beals)は8月19日に放送された「Boardroom」のインタビューで「麻薬の取り締まりによって明らかに不当な扱いを受けたコミュニティに恩返しをするという道を歩むことができる」「パートナーとなってストーリーを伝えることができるということは、多くの苦労してここまでたどり着いた人々がいるということであり、それに光を当てるために、これ以上のパートナーシップは考えられません」と語りました。
今後は、ポッドキャスト、共同ブランドのイベント、限定商品の販売などが予定されています。
With so much opportunity for growth of cannabis in the sports world, I’m looking forward to partnering with @weedmaps. More soon.. @boardroom @35ventures https://t.co/I4NeTvy3nn
— Kevin Durant (@KDTrey5) August 19, 2021
NBAでは昨年、新型コロナウイルスの大流行を理由に大麻薬物検査の一時停止を発表。その後、選手組合の合意を受けて2020-2021年シーズン全体にこの措置を延長。
NBAのコミッショナーは、大麻薬物検査の一時的停止を永久なものにする可能性があると述べています。
早ければ次のシーズンから正式にNBAの薬物検査ポリシーは変更になると予想されています。
他の主要なプロスポーツでも大麻改革は進んでおり、全米一の人気を誇るスポーツのアメリカンフットボールNFLでは、昨年薬物検査方針が明確に変更され、NFLの選手は大麻に限らずすべての薬物の陽性反応が出ても試合出場停止処分を受けることはなくなりました。
日本人にも人気があるメジャーリーグベースボールMLBでは、2019年に禁止物質リストから大麻を削除。昨年修正を加え、少なくとも当面の間は大麻使用状態でプレーをしないこと、大麻ビジネスとスポンサー契約を結ぶことはできないことを明確にしました。