メリーランド州、大麻合法化初年度の売上1700億円超

米国メリーランド州は嗜好用大麻を合法化した初年度において、大麻製品を11億ドル以上（約1,768億円）販売したことを明らかにしました。

メリーランド州は2023年7月1日より嗜好用大麻を合法化。それから1年の間で、同州は嗜好用大麻製品を7億ドル（約1,125億円）以上、医療用大麻製品を4億ドル（約643億円）以上販売しています。

同州は先月だけでも9,500万ドル（約153億円）を超える大麻製品を販売。このうち嗜好用大麻製品が3分の2以上（6,700万ドル）を占めました。

これらのことについて、ウェス・ムーア州知事はプレスリリースにて「我々の新しい成人用大麻市場は、並外れた経済活動を生み出しているだけでなく、全ての人のために仕事、賃金、富を生み出す新たな道筋の構築にも役立っている」

「メリーランド州の競争力を高めることで、誰もがメリーランド州の経済成長の恩恵を享受できるようになる。この重要な節目は、我々の政権がいかにこの使命に対し継続的かつ繰り返し深くコミットしているかを証明するものである」と述べました。

また、ムーア知事は大麻の取り締まりにより不釣り合いな影響を受けた地域や低所得のコミュニティを支援するために、認可を受けた大麻事業者から手数料として徴収した4,000万ドル（約64億円）以上の資金を提供したことも明らかにしています。

ムーア知事は6月、大麻関連犯罪で有罪判決を受けた約17万5,000名の人々に恩赦を与えたことを発表。加えて、ムーア知事は大麻関連の前科を抹消するために州議会と協力していくことも約束しました。

ムーア知事は最近、州内初となる大麻ビジネスの職業訓練プログラムも開始しました。このプログラムは、大麻関連の前科者が大麻ビジネスに参入できるよう支援することに重点が置かれています。