ジョージア州旗

「ジョージア州」現在の大麻の合法化状況

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嗜好用大麻

違法

医療用大麻

低THC製品のみ一部合法

嗜好用大麻における規定

嗜好用大麻の所持、栽培、販売、輸送などは全て違法。

1オンス(約28g)以下の大麻の所持で軽犯罪となり、最大1年間の禁固刑あるいは最高1,000ドルの罰金刑が課せられます。

1オンスを超える所持では重犯罪となり、最低1年間〜最大10年間の禁固刑が課せられます。

大麻の栽培、販売、配布などは全て重犯罪となります。

医療用大麻における規定

2015年に承認された「ヘイリーの希望法(Haleigh’s Hope Act)」により、特定の病状を有する患者における一部の低THC製品の所持・使用が合法化。この法律は患者を刑罰から保護することだけを目的とした法律であり、大麻製品の生産や販売などを認めるものではありませんでした。

2019年には「ジョージアの希望法(Georgia’s Hope Act)」が可決・施行され、州内において限定的な低THCオイルの生産、製造、栽培、販売、調剤ライセンスを監督する権限が、ジョージア州医療用大麻アクセス委員会(GA Access to Medical Cannabis Commission)に与えられました。

2021年には州知事が法案「SB195」に署名し、最大30店舗において低THC製品の販売が許可されるようになりました。

◯所持・使用

特定の病状を有する患者は「低THCオイル登録カード」を取得することで、THC5%未満の大麻オイルを最大20fl oz(約591 ml)まで所持・使用することが可能。

オイル以外にもチンキ剤、経皮パッチ、ローション、カプセルなども利用可能ですが、乾燥大麻の喫煙、気化摂取、エディブルは禁止されています。

◯販売

2023年4月28日に初の低THC製品販売店がオープン

2019年に施行された「ジョージアの希望法」では、独立薬局(チェーン店や上場企業以外の薬局)が資格のある患者に低THC製品を販売することも認められています。

2023年10月には全米初となる独立薬局での低THC製品の販売が開始されましたが、米国麻薬取締局(DEA)は同年12月、連邦法に違反するとしてこれに警告を発しました

◯適応疾患

「低THCオイル登録カード」を取得できる病状は以下の通り。

・がん(末期がん、がん治療に関連する消耗性疾患や難治性の悪心・嘔吐)
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・てんかん
・多発性硬化症
・クローン病
・ミトコンドリア病
・パーキンソン病
・鎌状赤血球症
・トゥレット症候群
・自閉症スペクトラム症(ASD)
・表皮水疱症
・アルツハイマー型認知症
・AIDS
・末梢神経障害
・緩和ケア患者
・難治性の慢性疼痛
・PTSD

Georgia Department of Public Health「Low THC Oil Registry」https://dph.georgia.gov/low-thc-oil-registry

Marijuana Policy Project「Georgia」https://www.mpp.org/states/georgia/

NORML「Georgia Laws and Penalties」https://norml.org/laws/georgia-penalties/

NORML「Georgia Low THC Law」https://norml.org/laws/georgia-cbd-marijuana-law/

日本人に向けた外務省からの注意喚起

日本では、大麻取締法において、大麻の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ、処罰の対象となっています。この規定は日本国内のみならず、海外において行われた場合であっても適用されることがあり、在留邦人や日本人旅行客におかれましては、これら日本の法律を遵守の上、日本国外であっても大麻に手を出さないように十分注意願います。

廣橋 大

麻マガジンライター。看護師国家資格保有者。2021年より大麻の情報発信に携わる。

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