嗜好用大麻 | 違法 |
医療用大麻 | 合法 |
メジャーリーグファンには、聞き馴染みのある国名「プエルトリコ」
正式には、アメリカ領プエルト・リコ自治連邦区。カリブ海で開放的なイメージはありますが、嗜好用のマリファナは合法ではありません。
プエルトリコの嗜好用大麻の法律
罰則
非常に厳しく、量に限らず重罪となり、初犯の場合は最高5年の懲役と最高5,000ドルの罰金。再犯の場合は最高10年の懲役と最高5,000ドルの罰金が科せられます。
販売も重罪となります。初犯の場合、最高20年の懲役と最高2万ドルの罰金。再犯の場合は、最高40年の懲役と最高3万ドルの罰金が科せられる。
また、未成年者への販売は、より厳しい罰則が科せられ、初犯で最高48年の懲役と最高4万ドルの罰金。再犯の場合は、最高96年の懲役と最高8万ドルの罰金が科せられる。
2015年、当時のアレハンドロ・J・ガルシア・パディーリャ知事は、6グラム以下のマリファナを所持していた個人を訴追・投獄することを抑制する大統領令に署名しました。
プエルトリコの医療用大麻の法律
2015年 合法化
2017年 医療用大麻の販売開始
当時のアレハンドロ・J・ガルシア・パディリャ知事が署名し、合法化されました。
所持
患者は30日分の所持が可能であり、認可された薬局から購入することができます。
オイル、クリーム、濃縮液などの形での処方が認められていますが、マリファナの花を吸うことは禁止されています。(末期患者など医師が病状を認定した場合は花を吸うことができます。)
栽培
自宅での栽培は認められていません。
プエルトリコの医療用大麻の疾患条件
アルツハイマー型認知症
食欲不振
関節炎
自閉症
ガン
うつ病
DSM V(精神疾患の診断・統計マニュアル)で定義されている不安障害
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に関連する障害
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
多発性硬化症
炎症性腸疾患
緩和ケアが必要な難病・進行性疾患
てんかん
線維筋痛症
緑内障
C型肝炎
不眠症
脊髄損傷
片頭痛
末梢神経障害
パーキンソン病
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
後天性免疫不全症候群(AIDS)
双極性障害
その他、悪液質を引き起こす疾患
慢性的な痛み
重度の吐き気や持続的な筋肉の痙攣
日本人に向けた外務省からの注意喚起
日本では、大麻取締法において、大麻の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ、処罰の対象となっています。この規定は日本国内のみならず、海外において行われた場合であっても適用されることがあり、在留邦人や日本人旅行客におかれましては、これら日本の法律を遵守の上、日本国外であっても大麻に手を出さないように十分注意願います。