嗜好用大麻 | 合法 |
医療用大麻 | 合法 |
オレゴン州には900以上の認可された小売店があり、アメリカで最も大麻を入手しやすい州。
人口比率ごとの大麻店舗数に応じてランク付けされた都市のトップ10リストでは、2020年初頭、上位10都市のうち5都市がオレゴン州でした。
オレゴン州の太陽と土壌は、大麻の栽培に理想的。オレゴン州の大麻栽培者は大量の大麻を収穫しており、議員たちは、栽培者が他の合法州に輸出できるようにすることを積極的に主張している。
オレゴン州の嗜好用大麻の法律
21歳以上の成人は、合法です。
オレゴン州の医療用大麻の法律
医療用大麻は、18歳以上の患者を対象としており、。18歳未満の場合は、親または後見人の法的許可が必要です。
以下の条件を満たす場合、医師は医療用大麻の使用を推奨することができます。
ガン
緑内障
神経の疾患
HIV/AIDS
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
激しい痛み
重度の吐き気
てんかんなどの発作
持続的な筋痙攣
嗜好用大麻及び医療用大麻の所持量の制限
公共の場での所持 | プライベートな場での所持 | 医療患者の所持 | |
乾燥大麻 | 1オンス(約28グラム) | 8オンス(約226グラム) | 24オンス(約680グラム) |
濃縮大麻 | 1オンス(約28グラム) | 1オンス(約28グラム) | 16オンス(約453グラム) |
大麻食品 | 16オンス(約453グラム) | 16オンス(約453グラム) | 16オンス(約453グラム) |
大麻飲料 | 72オンス(約2リットル) | 72オンス(約2リットル) | 72オンス(約2リットル) |
大麻プラント | 4株 | 4株 | 4株 |
大麻の種 | 10個 | 10個 | 50個 |
オレゴン州の大麻の歴史
1973年 非犯罪化
オレゴン州の有権者は、過去も今も常に先進的な薬物改革の先陣を切っています。
1973年に非犯罪化し、懲役刑は無し。1オンス(約28グラム)までの所持であれば500ドルから1000ドルの罰金で済むように。
しかし、大量の所持や栽培は厳しく罰せられていました。1株だけの栽培でも、2015年までは重罪でした。
1998年 医療用大麻合法化
2014年 嗜好用大麻合法化
理想的な生育環境で豊かで美味しい高品質の大麻が州内では多すぎるほど大量に栽培されています。2019年には、オレゴン州の生産者が収穫した乾燥大麻が100万ポンド(約1,000kg)以上保管されていたことが判明したことも。そのため違法市場にも多く流出されています。これは、州法では合法でもアメリカ合衆国連邦政府が違法としている問題点のひとつです。大麻の生産者と消費者は、すべての州に均等に分布いません。例えば、オレゴン州の農家は大量の大麻を栽培していますが、収穫量ほど消費者はいません。ニュージャージー州には何百万人もの熱心な消費者がいますが、法の問題、土壌の面で大麻を栽培する場所があまりありません。
オレゴン州の政治家たちは、この問題に正面から取り組んでおり、連邦政府が許可を出した時点で、オレゴン州がワシントン州、ネバダ州、カリフォルニア州と州間協定を結ぶことを認める法律に2019年知事が署名しました。その数日後、オレゴン州の生産者が州境を越えて大麻を出荷できるようにする法案を提出しました。この法案は現在も議会で審議中です。
大麻以外の合法化
2020年 オレゴン州は、アメリカで初めてコカインやヘロインなどハードドラッグの少量所持を非犯罪化。
さらに、「マジックマッシュルーム」を治療目的で使用することを認めた。こちらもアメリカでは初です。
日本人に向けた外務省からの注意喚起
日本では、大麻取締法において、大麻の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ、処罰の対象となっています。この規定は日本国内のみならず、海外において行われた場合であっても適用されることがあり、在留邦人や日本人旅行客におかれましては、これら日本の法律を遵守の上、日本国外であっても大麻に手を出さないように十分注意願います。