モンタナ州旗

「モンタナ州」現在の大麻の合法化状況

/

嗜好用大麻

合法

医療用大麻

合法

マリファナの購入、所持、使用の合法年齢を21歳に設定し、それ以外の場合、モンタナ州では18歳以上を成人と定義しています。

モンタナ州の嗜好用大麻の法律

2020年11月 住民投票によって嗜好用大麻を合法化

2021年1月 法律を施行

所持

21歳以上の成人は、1オンス(約28グラム)までの乾燥大麻と8グラムまでの大麻濃縮物を所持することが可能

栽培

21歳以上の成人は、一人最大4株の大麻プラントの栽培が可能(一世帯では、最大8株)

販売

モンタナ州では、2021年10月1日までに免許の受付・発行を開始、2022年1月に嗜好用大麻の販売を開始予定。

嗜好用大麻には一律20%の税金が課せられ、大麻販売店は新聞やテレビに広告を出すことはできません。

 

 

モンタナ州の医療大麻の法律

2004年 合法化

合法化されて以来モンタナ州は、挫折の繰り返しでした。

モンタナ州の医療用大麻販売薬局は当初、爆発的に増加しましたが、

2011年 州議会で承認された法案によって、それぞれの医療用大麻販売薬局の患者数を3人以下に制限。この法律の施行は裁判で何年も延期され、2016年に施行。モンタナ州の医療大麻患者の93%が州の医療大麻プログラムから離れ、違法市場に流れました。

2011年の終わりに、患者3人以下ルールを廃止する施策を承認。その後、医療大麻患者数が2011年以前の水準に戻るまでには約3年を要しました。

モンタナ州の医療大麻プログラムは、州の保健社会福祉局(DPHHS)が運営。DPHHSは、患者や医療機関向けの説明書やFAQをウェブサイトで公開しています。

未成年者は、法定後見人の同意と2人の医師の承認があれば医療大麻治療を受けることができます。

モンタナ州には、約38,000人の患者と約240の薬局があり、米国の全州の中で一人当たりの薬局数が3番目に多く、ミズーラ市は国内都市で一番一人当たりの薬局の数が多い。

モンタナ州の医療用大麻の疾患条件

ガン
緑内障
HIV/AIDS
重度の慢性疼痛
難治性の吐き気または嘔吐
てんかん
多発性硬化症
クローン病
痛みを伴う末梢神経障害
慢性的な痛みを伴う痙攣
筋肉の痙攣
中枢神経系の疾患
ホスピスケアへの入所
心的外傷後ストレス障害(PTSD)

 

 

[英文でより詳しく知る]

Marijuana Policy Project’s Montana

Montana Laws and Penalties

日本人に向けた外務省からの注意喚起

日本では、大麻取締法において、大麻の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ、処罰の対象となっています。この規定は日本国内のみならず、海外において行われた場合であっても適用されることがあり、在留邦人や日本人旅行客におかれましては、これら日本の法律を遵守の上、日本国外であっても大麻に手を出さないように十分注意願います。

石井 竜馬

麻マガジン創設者兼編集長。標高1,000mの山の中で井戸を掘り、湧き水と共に家族で農的暮らし。珈琲焙煎士でもある。ヨガ歴20年。ワクワクするスタートアップにシードからレイターまで投資ラウンド問わず投資したいため、起業家との出会い募集中。

Recent Articles

モロッコ、合法大麻製品の公式ロゴを発表

モロッコ政府は4月発行の官報において、合法大麻製品の公式ロゴを発表しました。 大麻のシンボルをモロッコ国旗と同様の赤色で縁取り、その下に「CANNABIS」と表記したこのロゴは、国外に輸出...

イギリス、ヘンプの栽培規制を緩和

4月9日、イギリス政府は経済的・環境的可能性を最大限に引き出すため、ヘンプの栽培規制を緩和することを発表。この新たな規制は2025年の栽培シーズンより施行されます。 イギリスにおいてヘン...

マラウイが高THC大麻の栽培を承認

マラウイ共和国の議会は、認可された栽培業者が輸出を目的とし、THC濃度の高い国産大麻を栽培することを承認しました。 アフリカの南東部に位置するマラウイはタバコの主要な生産国であり、国...