嗜好用大麻 | 非犯罪化 |
医療用大麻 | 違法(一部認可を出し、研究プログラムを実行中) |
フランスのナポレオン率いる軍隊が1798年にエジプトに侵攻した際、エジプトはイスラム教国でありアルコールは入手できず代わりにハシシを試し、ハマってしまいました。政府は軍隊に対し1800年にハシシの使用を禁止しましたが、軍隊は無視。 その後、エジプトのカフェではハシシが禁止され、ハシシを販売していたカフェは閉鎖され経営者は投獄されるなどしていました。1800年代にはパリにはハシシクラブがあり、メンバーには著名人が名を連ねていたなど大麻は歴史を作ってきた植物です。
現在では違法ながらも、フランスの薬物の違法市場では大麻は最も人気があります。
フランスの嗜好用大麻の法律
フランスでは、嗜好用大麻は禁止されています。
2020年9月フランス政府は大麻の個人使用に関しては、逮捕ではなく200ユーロの罰金の措置を導入しました。
フランスの医療用大麻の法律
フランスでは原則禁止されていますが、一部例外的に医療目的の研究を認めています。
フランス医薬品安全庁が認可を出した場合には、薬の効果や副作用、対象となる人々のデータを取得、評価するために、臨床研究をすることができます。
また、THCを含む医薬品は医師による処方箋が必要となりますが、他のすべての医薬品の効果が認められない場合に限ります。大麻由来の医薬品は麻薬とみなされており処方の手続きは厳格なものとなっています。
フランスの産業用大麻の法律
制限の範囲内であれば合法です。
・認可された大麻の品種を使用すること。
・種子と茎のみを使用すること。(花などの使用は禁止)
・植物(最終製品ではない)のTHC含有量が0.2%未満であること。
フランスには、CBDに関する特別な規制はありません。CBD製品は、一般的なフランス国内の規制に準拠していれば合法です。