米国民の69%が嗜好用大麻の合法化を支持

アメリカのニュース放送局「FOX NEWS」の最新世論調査によれば、米国民の10人に7人が嗜好用大麻の合法化を支持しています。

この世論調査は5月10日から13日にかけ、米国有権者から無作為に抽出された1,126名を対象に実施されました。

調査の結果、全米での嗜好用大麻合法化について69%が「賛成」と回答し、30%が反対と回答。嗜好用大麻合法化を支持する割合は2019年の調査時と比べ、4%上昇していました。

今回の調査結果は、バイデン政権が連邦法における大麻の規制緩和を提案した当日に明らかにされました。この規制案は5月21日の連邦官報に掲載されており、連邦司法省は現在パブリックコメントを募集しています。

パブリックコメントの募集期間は7月22日までとなっており、司法省は提出された意見を考慮した上で規制案の最終承認を行う見込みです。

なお、この大麻の規制緩和が実現しても、大麻は全米で違法のままとなります。しかし、今回の調査結果でも示されたように、多くのアメリカ人はより進歩的な大麻改革を望んでいます。

2023年末に公開されたギャラップ社の調査では、米国成人の70%が嗜好用大麻の合法化を支持しています。この支持率は同社が調査を開始して以来、過去最高となっています。

Pew Research Centerの最新調査でも、米国民の88%が医療または嗜好用大麻の合法化を支持していることが明らかにされています。

大麻愛好家の祝日である4月20日に向けて行われた3つの最新世論調査でも、大多数の米国民が大麻改革に肯定的であることが示されています。このうちYouGovの調査では、回答者の6割以上が大麻はお酒やタバコよりも安全であると認識しています。