マラウイがマイク・タイソンへ大麻大使への就任を要請

マラウイがマイク・タイソンへ大麻大使への就任を要請

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マラウイが世界的に有名な元ボクサーのマイク・タイソン氏を同国の大麻大使になるように依頼したとCNNBBCなど様々なメディアが報じています。マラウイのロビン・ロウ農業省大臣は、タイソン氏に大麻大使への就任を要請する手紙を送ったことを明らかにしました。

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現在タイソン氏は、タイソン農園と呼ばれる大麻農園を経営しており、直近ではパートーナーシップを組むコロンビア・ケア社のプレスリリースにて、タイソン氏の大麻ブランド「Tyson 2.0」を販売開始することを発表しています。

マラウイ🇲🇼 ー基本情報ー

マラウイは、アフリカ大陸の南東に位置し、タンザニア、ザンビア、モザンピークと接する内陸国であるマラウイ。人口は、およそ1,800万人、公用語は、チェワ語と英語です。

2020年2月に医療用と産業用の大麻が非犯罪化になりましたが、嗜好用大麻は依然、違法のままです。

「この業界は複雑なので、マラウイが単独でやっていくことはできません。そこで、マイク・タイソン氏をマラウイの大麻大使に任命したいと思います。」とロウ農業省大臣は述べており、更に、米国大麻協会がタイソン氏との契約を促進しているとマラウイ農業省は発言しています。

米国大麻協会のマラウイ支部長ウェジ・ンガラミラ氏は、タイソン氏が大麻大使就任のオファーを受け、マラウイを訪問する計画が進行中であることを明らかにしたとBBCは報じており、「タイソン氏は私たちと一緒に働くことになるでしょう」とンガラミラ氏は語っています。

しかし、そのようなオファーは一切受けておらず、承諾もしていないとCNNは報道しています。更に、「タイソン氏はマラウイの大麻大使ではありませんし、就任を依頼されたこともありません。これは虚偽の情報です」とタイソン氏の広報担当者は述べています。

元世界ヘビー級チャンピオンのタイソン氏は、起業家であり、米国の大麻農場に投資しています。しかし、タイソン氏は、アメリカにいる黒人で最も美しい人を決める大会ミス・ブラック・アメリカの出場者であるデジレ・ワシントンを1992年にホテルの部屋で強姦したとして有罪判決を受け、投獄され、1995年に釈放されています。

マラウイの政策立案を行う機関であるCPA(Centre for Public Accountability)のディレクター代理のコンデュワニ・ムンタリ氏は、「有罪判決を受けたレイプ犯を任命することは間違っている」と述べ、「私たちはタイソン氏よりも物議を醸すことのない人物を望んでいるのです。」と付け加えました。

一方で、マラウイ農業省のグラシアン・ルング報道官は、「マラウイは国家として、仮釈放されたタイソン氏が正しく更生した人物であると信じています。タイソン氏は大麻ビジネスに精通した著名なビジネスマンであるため、政府がタイソン氏を大麻大使に選んだことは問題はない」と発言しています。

Taichi

大学在学中、日本に居続けることは勿体ないと感じ、オーストラリアに1年間語学留学。その際に、バックパックでニンビンに訪れ、「麻」に出会う。帰国後、日本社会に窮屈さを感じ、「麻」の本質を多くの人に知ってもらいたい思いで情報発信中。

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