ラッパー、音楽プロデューサーであり起業家でもあるJay Zの大麻会社The Parent Company(TPC)は、トロイ・ダッチャー(Troy Datcher)氏を同社の新CEOに9月8日付で任命したことを発表しました。
黒人のCEOが米国の上場大麻会社を率いるのは初めてのことです。
カリフォルニア州の栽培から加工、販売まで全てを行う大手垂直統合型大麻企業であるTPCは、Jay Zの大麻ブランド「Monogram:https://www.monogramcompany.com/」を始め、複数の大麻ブランドを有しています。
Jay Zは同社の最高事業計画責任者であり、黒人を始めとするマイノリティの起業家が業界で直面している障壁を打破することを目的とした同社の活動「Social Equity Ventures」を主導しています。
「この会社は、継続的な成長を約束された非常に強力な企業であり私自身を含む有色人種コミュニティにあまりにも長い間、不均衡な影響を与えてきた業界を破壊する機会を得ました。Jay Zのような大物と共に時代遅れの大麻規制を根絶し多様性、公平性、正義のもと新しい大麻のインフラを作るチャンスです。」とダッチャー氏は述べています。
The Parent Companyの株式は、NEO Exchange及びOTCQXで取引されています。

ダッチャー氏の経歴
ダッチャー氏は、1999年にクロロックス社(The Clorox Company)に入社。世界的な販売組織を上級副社長兼最高顧客責任者として率いてクロロックス社のブランドポートフォリオの中で年間売上高67億ドル以上のグローバルセールスを展開。
2006年にJTG Dougherty Racingに入社しNASCARのスポンサーシップ及びマーケティング責任者を務めた後、2009年にクロロックス社に復帰していました。