マンチー(munchies)とは、マリファナを摂取した時に食欲が止まらなくなる状態のこと。
いつもなら食べられないほどの量でも目の前にある食べ物を全て食べてしまったりすることも。
多くのマリファナの品種には食欲増進効果があり、また、マリファナを摂取すると五感の感覚が変わりいつもとは比較にならない程の食品の香りや美味しさを感じます。
マリファナ摂取でマンチーになるメカニズム
大麻の代表的な成分であり、日本では禁じられている成分THC。THCは、精神活性作用があるだけでなくマンチーの要因にもなります。
THCが脳内のカンナビノイド受容体に作用すると、グレリンというホルモンが分泌されます。グレリンは、感情や痛み、味覚や嗅覚に働きかけるホルモンです。これにより、空腹感を誘発します。
これは、疾患や化学療法中のために食欲不振に悩む患者にとって最大の利点の1つとなります。
嗜好品としての愛用者にとっては、体型維持には優しくないものの、この効果はとても楽しいものとなります。
マンチーで食べたくなる量
マンチーでどの程度空腹を感じるかは、THCの量や摂取方法によって異なります。
ジョイントを吸った場合、血中のTHC濃度はエディブルを食べた場合よりもはるかにすぐに高くなり、空腹感が増大します。
吸った場合は効果が出るまでに5〜10分に対し、エディブルの場合は1〜2時間ほどかかるそうです。
空腹感をコントロールしたい場合は、摂取するTHCの量をコントロールしたり、食欲を抑える働きをするTHCVや空腹感を抑制する働きをするリモネンやフムレンといったテルペンが入った品種や製品を選ぶと良いでしょう。
マンチーでドカ食いしても太らない?
研究の結果、空腹感は起きるが、実際には太りにくいことがわかっています。
大麻と結合する受容体は、私たちのエネルギーを生み出すミトコンドリアに存在します。ミトコンドリアにはTHCと結びつく受容体がありエネルギー消費の調節に関与していることがわかりました。
しかし、ミトコンドリアが活性しているから大丈夫と食べまくっても全く太らないわけではありません。