マイクロソフトがヘンプを利用した脱炭素型のデータセンター建設を検討

マイクロソフトがヘンプを利用した脱炭素型のデータセンター建設を検討

近年、世界で二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」と植林や森林管理などによる「吸収量」を差し引き合計でゼロにする「カーボンニュートラル」が注目され、日本においても2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指すことが政府によって宣言されています。

石炭や石油、天然ガスなどの炭素(C=カーボン)を含む化石燃料を燃焼してエネルギーを得ている現代社会。そのエネルギー生成過程において、炭素(C)は酸素(O2)と結合し二酸化炭素(CO2)となり大気中に放出されます。このCO2をはじめとした温室効果ガスの増加が昨今の気候変動、各地で自然災害が多発するなどの大きな要因として考えられ、「脱炭素社会」を目指すことが世界の潮流となっています。

世界的なソフトウェア企業マイクロソフト(Microsoft)社は、2030年までに事業活動においてカーボン・ネガティブになり、2050年までにマイクロソフトが歴史的に過去に排出したすべての炭素を地球環境から取り除くという誓約をしています。

その一環として、マイクロソフト社がスポンサーとなって行った研究によると、今後マイクロソフトのデータセンターやその他の建物を炭素を排出するコンクリートを使用する代わりに、炭素を吸収する素材で作ることができる可能性があると述べています。

ワシントン大学のカーボン・リーダーシップ・フォーラムが行ったこの研究は、持続可能な素材の利用について、既存の文献から情報を集めたものとなっています。

データを収集した結果、コンクリートの代わりに麻などの炭素を吸収する天然素材を使用して建物を建設できることがわかりました。

マイクロソフトは新しい炭素吸収技術への投資を行い、グローバルに加速して広げる野望を持っています。

これまでの研究でヘンプの繊維を混ぜたヘンプクリートは、安全性が確認されています。

 

調査の結果、2022年にはプロトタイプの建設ができるとしていますが、この素材が広く様々な地域で使われるようになるためにはコンプライアンスの問題や建築の安全性基準をクリアする必要があります。

この研究では、3Dプリントを利用することで建材の製造が可能になり、このようなアイデアをMicrosoft Edgeデータセンターで試すことができるとしています。

石井 竜馬

海外の大麻企業(栽培・加工・販売免許を保持して6年目)に投資家として関わる。コロナ騒動を機に日本で山暮らし開始。標高1,000mの地で井戸を掘り、湧き水と共に農的暮らし。珈琲焙煎士でもある。ヨガ歴19年。

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