大麻の税収はアルコールの税収を超える

大麻の税収はアルコールの税収を超える

- バークレイズが予測

現在米国では18州が嗜好用大麻を合法化していますが、国際的な金融グループ「バークレイズ(Barclays)」のストラテジスト(投資戦略専門家)によると2020年に170億ドル(約1兆9,200億円)を記録した米国での合法的な大麻の売上は、今年は270億ドル(約3兆円)まで拡大すると予想。また、2030年には約800億ドル(約9兆円)に達するとされています。

それにより、大麻の売上から得られる税収は2030年までに100億ドル(約1兆1,300億円)から120億ドル(約1兆3,600億円)になり、米国ではアルコールの税収を上回る可能性があると伝えています。

バークレイズ証券の地方自治体戦略部門責任者のミハイル・フォウ(Mikhail Foux)氏は、「パンデミックの影響は長期にわたっており、どこかで収益を上げる必要があります」と述べています。

また、カリフォルニア州は2021年の第1~3四半期に約10億ドル(約1135億円)の大麻による税収を得ており、前年同期比で21%増となっています。

カリフォルニア州と同規模の売上が期待されているニューヨーク州は今年嗜好用大麻を合法化。2022年から販売が解禁となると期待されています。

source Fortune

石井 竜馬

麻マガジン創設者兼編集長。標高1,000mの山の中で井戸を掘り、湧き水と共に家族で農的暮らし。珈琲焙煎士でもある。ヨガ歴20年。ワクワクするスタートアップにシードからレイターまで投資ラウンド問わず投資したいため、起業家との出会い募集中。

Recent Articles

ブラジル最高裁、大麻の少量所持を非犯罪化

現地時間6月27日、ブラジル最高裁は個人使用目的での大麻所持に対する刑事罰を撤廃する判決を下しました。 この判決は数日以内に発効され、ブラジル国民は今後少なくとも18ヶ月間、40g以下の大...

ポーランドで医療用大麻の処方が急増中

中央ヨーロッパの国ポーランドでは医療用大麻の処方が急増しており、その影響は大麻に対する国民の認識にも及んでいます。 2024年2月の世論調査によれば、ポーランド国民の73.4%が大麻の単純所...