タリバン、オーストラリアの企業と大麻栽培の契約を発表

タリバン、オーストラリアの企業と大麻栽培の契約を発表

しかし、オーストラリアの企業は関与を否定。

アフガニスタン政権の歴史
2001年
・アメリカ同時多発テロ

・首謀者であるオサマ・ビンラディン容疑者をかくまう

・それに伴い、アメリカが軍事参戦し、アフガニスタンを空爆

・実質タリバン政権崩壊、アフガニスタン新政府発足

・2021年
・アフガニスタンに駐在するアメリカ軍の撤退開始

・タリバンが再びアフガニスタンを制圧

アフガニスタンのタリバン政権は12日、オーストラリアのCpharm社と契約して大麻を栽培・製造すると発表しましたが、Cpharm社はこのプロジェクトへの関与を否定しています。

タリバン政権によると、Cpharm社から4億5000万ドルもの資金提供を受け、大麻生産工場を設立することに同社と合意をしたと述べています。

しかし、Cpharm社は、「一体なんのことを話しているのかわからない。」と述べ、更に、プレスリリースで「当社は製造も供給もしておらず、オーストラリア国内の製薬業界に医療アドバイスサービスを提供しています。当社は、大麻やタリバンとは何の関係もありません。タリバンのメディアソースがどこから来たのかはわかりませんが、タリバンとCpharm Pty Ltd Australiaは無関係であることを皆さんに保証したいと思います」と述べています。

アフガニスタン内務省の公式ツイッター(日本語訳)

昨日、内務省麻薬対策副大臣はCpharm社の代表と会合を行い、Cpharm社は大麻生産工場を設立するため4億5000万ドルを資金提供します。

大麻生産工場にて医薬品やクリームなどが製造される予定で、このプロジェクトを通して、たくさんの雇用を生み出すことになるでしょう。

タリバン政権とオーストラリアのCpharm社、双方異なることを発表しているため、詳しいことがわかり次第、ASA Magazineを通して発信していきます。

Taichi

大学在学中、日本に居続けることは勿体ないと感じ、オーストラリアに1年間語学留学。その際に、バックパックでニンビンに訪れ、「麻」に出会う。帰国後、日本社会に窮屈さを感じ、「麻」の本質を多くの人に知ってもらいたい思いで情報発信中。

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