麻Tシャツ

ヘンプ|麻の衣服

サステナブルファッションの新たな世界トレンド

Say No to FAST FASHION

昨今、

ファストファッションは環境に悪いと言われ始めました。

ファストファッションとは?

ファストフードが「早く、安く、手軽な」食事であるように、ファストファッションは「流行を早く取り入れた、低価格で、ほどよい品質」のファッションのこと。

日本では毎年100万トン以上

衣服が廃棄されています。

捨てられる服
捨てられる服

アメリカでは1年に1,400万トン以上の衣服を廃棄しています。

この数字は20年前には

約700万トンでした。

これらの衣服のほとんどは

一度も着られることなく

捨てられています。

LOVE ME LONGER

「資本主義の儲ける心」

お金儲けという観点では効率が良いため大量生産し、売れなかったものを大量廃棄しています。

しかし、

地球や将来の世代に

大きな負担となります。

環境負荷

例えば、ポリエステル素材の衣類が完全に分解されるまでには約200年かかります。

完全に分解されるまで2世紀かかる物を私たちは大量生産、大量消費、大量廃棄しているのです。

ファッションには、

個々を彩り、毎日を豊かにし、

自分を表現する楽しさがあります。

ファッションはハッピーになる

その一方でファッションが与える環境への負荷は世界的な問題です。

そこで、消費者の意識や企業の意識は少しづつ環境に負荷を与えないものを選ぶ方向に向かっています。

サステナブルファッション
サステナブルファッション

持続可能な

サステナブルファッション

を追求する中で

「ヘンプ」素材が

次世代の選択肢として

浮上してきています。

ヘンプイラスト
ヘンプイラスト

目次

ヘンプとは

ヘンプとは産業用大麻とも呼ばれる。大麻の中でも精神活性成分THCの含有量が少ないのが特徴。

日本でも1948年に大麻取締法が制定されるまでは、約1万年も繊維のために麻を育て衣服にしてきた歴史ある植物です。

そのため、「麻布」を始め多くの地域で麻と付く地名や名称が残っています。

ヘンプの特徴

ヘンプは環境にやさしく、地球にダメージを与えるどころかむしろ地球の土壌や空気を改善しながら育ちます。

また、コットンに比べて水の使用量が非常に少ないことも特徴です。

コットンは土壌の栄養分を奪いますが、ヘンプは土壌の解毒や回復を助けます。

コットンに比べて半分の土地で繊維収穫量は3倍になります。

ヘンプは、木よりも多くの二酸化炭素を吸収することが証明されています。

場所を変えなくとも同じ土壌で何度も栽培することも可能です。

快適な着心地

ヘンプの素材は快適で、自然な柔らかさのある肌触りが特徴です。

他の衣料用繊維とは異なり時を経るたびに素材が美しくエイジング。

時間とともに馴染む姿も楽しむことができます。

ヘンプの衣服は、洗えば洗うほど強度と耐久性を保ちながら柔らかくなっていきます。

着れば着るほど、より優しく、より柔らかくなっていくのです。

抗菌作用

ヘンプ繊維には天然の抗菌性があり、バクテリアの繁殖や拡散を防ぐことができます。

カビも生えにくく衣類が新鮮な香りを長く保つことができます。

通気性と保温性

夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

天然素材の中でも、麻のように季節を問わず涼しさと保温性を兼ね備えた素材はそう多くありません。

耐久性

ヘンプは強度が強いため丈夫で長持ちします。繰り返し洗濯や乾燥機に入れてもへたりません。

また、綿のように伸びることがないので椅子張りの素材としても適しています。

色落ちしない

洋服の色が落ちてくるとどう思いますか。できれば買ったときの色を保ったまま着こなしたいものです。

ヘンプには吸水性があり綿よりも染まりやすく染料を保持し色持ちが良いです。頻繁に洗濯しても色落ちが早くなることはありません。

紫外線に強い

太陽の下で活動する際に従来の綿素材の衣服と比較して、50%以上の紫外線をヘンプはカットします。

ヘンプがあなたの肌を守ります。

電磁波除去

ヘンプには放電性があり静電気を除去する性質があります。

電磁波対策にも期待されています。

栽培が容易

ヘンプは温暖地や寒冷地など場所を問わず栽培が可能な強い植物

成長速度はとても早く、綿花の2倍の速さで成長すると言われています。

また、麻の産地が近い場所にあることで輸送費の削減、地域の自給率が向上します。

植物全体が利用できる

ヘンプは衣類だけでなく様々な用途に使用できる植物です。良質な油、燃料、栄養豊富な食品、サプリメント、薬、美容など根から茎、葉、花まで捨てる箇所は一切ありません。

唯一のヘンプの問題点

日本では、大麻取締法があり栽培が認められていません。

約1万年間日本人と共に生活し続けてきた過去に学び、未来を創造する。

本当に良いものを、世代を超えて長く使い続ける。

地球の犠牲を伴わないファッションの為にも大麻取締法の正しい改正を私たちは願っています。

石井 竜馬

麻マガジン創設者兼編集長。標高1,000mの山の中で井戸を掘り、湧き水と共に家族で農的暮らし。珈琲焙煎士でもある。ヨガ歴20年。ワクワクするスタートアップにシードからレイターまで投資ラウンド問わず投資したいため、起業家との出会い募集中。

1 Comment

  1. 麻のお洋服は夏場のイメージがありますが四季を通して着ることができますか?
    肌に良い繊維で環境負荷がない事は最高の利点ですね。
    肌に良いといえば絹シルクを思い出します。
    シルクのシーツピローカバーは愛用していますが
    麻のファブリックも試してみたいです。あったら良いなと思っています。

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