ハワイ州司法長官、嗜好大麻合法化支持を表明 2024年の法改正を目指す

ハワイ州司法長官、嗜好大麻合法化支持を表明 2024年の法改正を目指す

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2022年11月の選挙により、大麻反対派のデビッド・イゲ(Dave Ige)氏に代わって大麻改革派のジョシュ・グリーン(Josh Green)氏が州知事に就任し、大麻合法化に向けて追い風が吹いている米国ハワイ州。

2023年1月、民主党の下院議員ジーン・カペラ(Jeanne Kapela)氏によってハワイ州においての嗜好用大麻合法化法案「SB375」と「HB237」が提出されましたが、この法案は進展しませんでした。

一方、民主党上院議員ジョイ・サン・ブエナベントゥラ(Joy San Buenaventura)氏によって提出された嗜好用大麻合法化法案「SB669」が、3月始めに上院にて可決。この法案では、30gまでの乾燥大麻の購入や所持、6株まで(成熟した状態は3株まで)の大麻の栽培を可能にすることなどが定められています。

その後、SB669は下院にて停滞し、今年の立法期限に間に合いませんでしたが、議員らは今会期中に議論を行い法案を改良し、2024年の法案可決を目指して取り組んでいます。

そのような中、2022年12月にグリーン州知事によって新たに任命された司法長官アン・ロペス(Anne Lopez)氏が4月12日に開かれた上院司法委員会の承認公聴会にて、嗜好用大麻の合法化を支持していることを表明。さらに、議員らと協力し、包括的な法案を作成していく意向を明らかにしました。

具体的にロペス長官は、行政タスクフォースを率いて、「現在から次の立法会期までの間に、あらゆる法案に添付できる完全な規制と法執行の立法パッケージを開発します」「夏と私たちのこれまでの経験、そして他州の経験を活かし、米国本土の州と同じように、ほとんど問題なく嗜好用大麻を合法化できる仕組みを確実に作っていきます」と発言。

また、行政機関から支持されるというコンセンサスを得るために、州内の保健省、農務省、法執行機関を集めて、複数機関による取り組みを組織化していくつもりであるとしています。

ロペス長官は、「私は反対の立場から、”その列車は駅を出発した “という立場に変わりました」「あなた方を助ける方法を考えましょう。あなた方が望む法律や政策を実行できるように、ガードレールを与えましょう」と述べ、自身の立場を明らかにしました。

Marijuana Moment「Hawaii Attorney General Now Supports Marijuana Legalization, Pledging To Work To Enact Reform Next Year」https://www.marijuanamoment.net/hawaii-attorney-general-now-supports-marijuana-legalization-pledging-to-work-to-enact-reform-next-year/

Marijuana Moment「Hawaii Won’t Legalize Marijuana This Year Despite Senate Passage, But Advocates Look To 2024」https://www.marijuanamoment.net/hawaii-wont-legalize-marijuana-this-year-despite-senate-passage-but-advocates-look-to-2024/

廣橋 大

麻マガジンライター。看護師国家資格保有者。2021年より大麻の情報発信に携わる。

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