米国コロラド州に拠点を置く大麻市場調査会社BDSAが最新の調査結果を9月13日に発表しました。
世界の大麻の年間売上高は2021年の300億ドル(約4兆3000億円)から2026年には570億ドル(約8兆2000億円)に拡大し、年平均成長率(CAGR)は約13%になると予測。
また、米国ではインフレ環境や景気後退への懸念から個人消費は低迷しているものの、大麻の売上高は2021年の250億ドル(約3兆6000億円)から2026年には420億ドル(約6兆円)に拡大し、世界の大麻売上高全体の75%を占めると予測しています。
BDSAのCEOであるロイ・ビンガム(Roy Bingham)氏は「合法大麻販売の初期に見られた『ホッケースティック』のような売上増加傾向は過ぎ、経済と規制の逆風が合法大麻市場に圧力をかけています。それでも、私たちの最新予測では、発展途上の米国市場における着実な成長が2022年の合法売上高の年間一桁成長を牽引し続け、2026年まで継続的に成長する見通しです」と述べています。
また、ビンガム氏は、人口の多いニューヨーク州やニュージャージー州の新規合法市場の開始によって2022年はトップライン成長すると予測し「今後数年間は米国が世界の大麻の売上の大半を占めるでしょうが、ドイツやメキシコといった新興の世界市場が伸びる可能性があると考えている」と述べています。
