コロラド州知事、サイケデリクス(幻覚剤)の非犯罪化を正式に宣言

コロラド州知事、サイケデリクス(幻覚剤)の非犯罪化を正式に宣言

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米コロラド州では11月8日、住民投票により、マジックマッシュルームやその他の植物・菌類由来のサイケデリクス(幻覚剤)の非犯罪化と一部使用を合法化する法案を可決。12月27日、コロラド州知事ジャレッド・ポリス(Jared Polis)氏はこの法案の承認を正式に宣言しました。

サイケデリクスを非犯罪化した州は、オレゴン州に次いで2番目となります。

これにより、21歳以上の成人がシロシビン、シロシン、DMT、イボガイン、メスカリン(ペヨーテ由来のものを除く)といったサイケデリクスの所持・個人使用(量未規定)や、それらを含む植物・菌類の個人栽培で逮捕されることはなくなります。ただし、これらの販売は許可されていません。

今回の法案の背景には、うつ病・不安障害・PTSDなどの精神疾患に対するサイケデリクスの治療効果への期待が含まれています。

そのため、法案には、これらの精神疾患患者がシロシビンとシロシンを合法的に使用できる州管轄のヒーリングセンターを設置することも盛り込まれています。

具体的経過として、2023年1月31日までに「自然療法諮問委員会」を設置し、2024年1月1日までにヒーリングセンターを運営するファシリテーターの訓練、教育、資格に関する要件を作成し、2024年9月30日までに治療プログラムを実施することが規定されています。

ヒーリングセンターで使用できるサイケデリクスは、はじめはシロシビンとシロシンのみですが、2026年6月1日までにはイボガイン、メスカリン(ペヨーテ由来のものを除く)、DMTもリストに追加することが検討されています。

Marijuana Moment「Psychedelics Like Psilocybin Are Now Legal In Colorado With Governor’s Proclamation On Voter-Approved Ballot Measure」https://www.marijuanamoment.net/psychedelics-like-psilocybin-are-now-legal-in-colorado-with-governors-proclamation-on-voter-approved-ballot-measure/

CPR News「Coloradans voted to legalize psilocybin. What’s next?」https://www.cpr.org/2022/11/25/colorado-psilocybin-legalization-whats-next/

Ogletree Deakins「Colorado Voters Pass Proposition to Allow Regulated Use of Psychedelic Mushrooms」https://ogletree.com/insights/colorado-voters-pass-proposition-to-allow-regulated-use-of-psychedelic-mushrooms/

Psychedelic Spotlight「Colorado Becomes the 2nd State to Decriminalize Psychedelics」https://psychedelicspotlight.com/breaking-colorado-looks-to-become-the-2nd-state-to-decriminalize-psychedelics/

廣橋 大

精神病院に勤める現役看護師。2021年初頭より大麻使用罪造設に向けた動きが出たことをきっかけに、麻に関する情報発信をするようになる。「Smoker’s Story Project」インタビュアー。

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