「KENT」「KOOL」「LUCKY STRIKE」「glo」といった世界的に人気のある製品を取り扱うたばこ会社BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)がドイツ・ベルリンに拠点を置く大麻企業サニティ・グループ(Sanity Group)の非支配株主持分を取得したことをプレスリリースで9月26日に発表しました。
サニティ・グループが公開したプレスリリースによると、今回のシリーズBの資金調達ラウンドでは3760万ユーロの資金調達を完了。新規投資家であるBATが主導しスイスのRedalpineやカリフォルニアのCasa Verde Capitalなどの既存投資家も再び投資を行いました。
昨年のシリーズAラウンドの3500万ユーロに続き、サニティ・グループの資金調達額の合計は1億ユーロ(約141億円)を超えています。
サニティ・グループの創業者兼CEOのフィン・ヘンゼル(Finn Hänsel)氏は「この新しい資本により私たちは事業分野をさらに発展させ、ドイツで予定されている嗜好用大麻の合法化にも備えることができます」と述べています。
また、BATは昨年カナダの大麻企業Organigram Holdingsに2億2000万カナダドル(約232億円)を投資し19.9%の株式を取得しています。
Bloomberg「Big Tobacco Jumps Into Germany’s Pot Industry Alongside Snoop Dogg」https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2022-09-26/bat-tobacco-company-joins-snoop-dogg-in-german-marijuana-industry
MJBizDaily「British American Tobacco invests in German cannabis company Sanity」https://mjbizdaily.com/british-american-tobacco-invests-in-german-cannabis-company-sanity/